236人が本棚に入れています
本棚に追加
静岡に戻って1年が過ぎていた
月に一回東京へ遊びに行く以外は仕事か友達のBARで呑むのが
寂しさを紛らす手段だった…
29才夏の終わり
1人で呑むのが好きな私に友達が紹介してくれた店
《シルキー》
マスターと何人かの男性スタッフで営業されてる
ボーイズ…スナック?
歌の上手なマスターの店に私は1人足を運んだ
カウンターの中にはマスターと厨房に男性1人
私は友達の紹介で来た事を告げて座った
営業はじまってすぐのせいか
物静かだった…
呑まないと口下手なマスター
呑むと鬱陶しいマスター
でも この業界長いのに染まる事ない不器用な人
【成瀬優流】のように色恋営業をしない
そんなマスターの店は
私の全てを癒してくれる
安らぎの場所だった…
最初のコメントを投稿しよう!