第二章

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ライトが俺の前に立ち塞がっていた。 腕には野良犬に噛まれた痕が 「な、んで…。」 野良犬はまだ噛み付こうとしていた。 「テメェ…ハァ…、よわいやつ…いじめてんじゃ…ハァ…ねぇよ。」 ライトは今にも倒れそうなぐらいふらふらだった。 野良犬がまたライトに噛みつく。 それでも倒れないライトを見て諦めたのか野良犬は去っていった。 「ハァ、オマエ…ハァ、だいじょうぶか?」 コイツ馬鹿じゃねぇかと思った。 だって、俺とライトは今初めて顔を合わした。 俺はライトを知っているが、ライトは俺のことをきっとしらないだろう。 「おまえ…バカじゃねぇの? し、死ぬところだったんだぞ!? なんで、なんでたすけになんか来たんだよ…。 オマエ、何も出来ないくせに…」 そう言うとライトは笑って 困っている人がいたらほっとけないだろ と言って倒れた。 ――――――――――― ――――――― ―――
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