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ライトが俺の前に立ち塞がっていた。
腕には野良犬に噛まれた痕が
「な、んで…。」
野良犬はまだ噛み付こうとしていた。
「テメェ…ハァ…、よわいやつ…いじめてんじゃ…ハァ…ねぇよ。」
ライトは今にも倒れそうなぐらいふらふらだった。
野良犬がまたライトに噛みつく。
それでも倒れないライトを見て諦めたのか野良犬は去っていった。
「ハァ、オマエ…ハァ、だいじょうぶか?」
コイツ馬鹿じゃねぇかと思った。
だって、俺とライトは今初めて顔を合わした。
俺はライトを知っているが、ライトは俺のことをきっとしらないだろう。
「おまえ…バカじゃねぇの?
し、死ぬところだったんだぞ!?
なんで、なんでたすけになんか来たんだよ…。
オマエ、何も出来ないくせに…」
そう言うとライトは笑って
困っている人がいたらほっとけないだろ
と言って倒れた。
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