第一章

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「はぁーい、ここの問題わかる人ー。」 今は数学の時間――― 黒板には、意味のわからない文字がズラリと並んでいる。 「…じゃー、風浪っ! この問題解いてみろ。」 「はい。」 風浪 将汰。 この学校一番賢いヤツ。 一年のクセに三年より賢い。 インキャラでいつも一人で読書している。 なんかよくわからない奴。 そんなガリ勉君は、スラスラと黒板に書かれた問題を解いていく。 「正解だ。 さすがだな風浪!」 「ありがとうございます。」 ガリ勉少し礼をして席に戻る。 それと同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
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