第二章

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次の瞬間、俺は暗闇に放り出された。 何があったのかはわからない。 ただ、覚えているのはあの犬が何か言葉を発した気がした。 だが、気のせいであろう。 だって、犬が話すなんてそんな馬鹿なこと―――― 『おい。起きろぃ』 誰かの声が聞こえて目をうっすら開ける。 ん、犬? え、これさっきの犬じゃね? てか、今喋ったよね。 あ、わかったコレ夢なんだ。 だから犬が喋ってんだ。 なーるほど、じゃそろそろ起きろ俺。 夢見ると目覚め悪いから、 起きるんだ俺!! おーきーろーーー 『夢じゃねぇーーーーぃ!!』 「いっだぁあーー!?」
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