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次の瞬間、俺は暗闇に放り出された。
何があったのかはわからない。
ただ、覚えているのはあの犬が何か言葉を発した気がした。
だが、気のせいであろう。
だって、犬が話すなんてそんな馬鹿なこと――――
『おい。起きろぃ』
誰かの声が聞こえて目をうっすら開ける。
ん、犬?
え、これさっきの犬じゃね?
てか、今喋ったよね。
あ、わかったコレ夢なんだ。
だから犬が喋ってんだ。
なーるほど、じゃそろそろ起きろ俺。
夢見ると目覚め悪いから、
起きるんだ俺!!
おーきーろーーー
『夢じゃねぇーーーーぃ!!』
「いっだぁあーー!?」
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