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海羅が会場に戻る最中誰かとすれ違った。
そう、めちゃくちゃ酔った吉田先生だった。
「あ…れ?海羅ちゃん?」
吉田先生が見るかぎり、海羅は泣いているように見えた。
…何で泣いてるんだろう?
「うげー。気持ちわりぃ。」
吉田先生は、吐きそうになりながらもなんとか男子トイレについた。
だが、入り口の前で忍がしゃがんでいてそっちの方が気になり、忍に話しかけた。
「どしたん?しゃがんで。」
「別に…」
「海羅ちゃん泣いてたで。」
「…。」
少し沈黙になった。
「ははーん。さては恋だな?今月夏祭りもあるんだからいい関係つくれよ!おぇぷっ」
吐きそうになりながら吉田先生はそのままトイレに入っていった。
忍は少し笑った。
「ふっ…いい関係か…」
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