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下に降りると全員が青田先生のまわりに集合していた。
「お前ら攻める気持ちが足りねーぞ!!それじゃあ相手にボールとられっぱなしになるぞ。ちゃんとやれ!!!!」
「「はい!!!!」」
「今日はこれで終わりにするけど明日これ絶対なおさねーとダメだからなぁ!?」
「「はい!!!!」」
真由は海羅に向かって小声でしゃべった。
「今日いつもより青田先生こわいね。」
「でも、顔かっこいい…」
海羅が少しにやけながら言った。
「あんたはストーカーか。」
「うふ♪」
「じゃあ今日の練習は終わり。」
「気をつけーっ、礼!!!!」
「「ありがとうございましたーーっ!!!!!!」」
すると忍は海羅の近くまで来てこう言った。
「今日一緒に帰れる?」
「え?帰れるけど、途中までまゆりんと一緒だよ?」
「いいよ、うん。」
「じゃあ玄関で待ってて!」
海羅が笑顔で言った。
「うん。」
照れながら忍は答えた。
「桜木とー…伊藤、ちょっとこい。」
「「はい。」」
…ドキッ
なに言われるんだろう?
私たちは青田先生に呼ばれて、そこに集まった。
「今週の土日の大会さー、誰が一番シュートいれたか見ててくんね?」
「あ、はい。わかりました!」
「じゃあそれだけだから、気をつけて帰れよっ?」
「「はい、さよならー!」」
それだけの会話だったけど海羅は嬉しくてにやけてしまった。
「何にやけてるのさ!」
真由に小声で言われた。
「呼ばれたの嬉しくてにやけちゃった♪」
「幸せそうでいいねぇ、分けてほしいわ。」
私たちはその場を離れた。
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