7人が本棚に入れています
本棚に追加
…─どの楽器においても技術が全てだ。
上手くなくては話にならない─…
ずっとそう思っていたのに…
いつからだろうか…その考えが間違いだったと気づいたのは…
「…考えるまでもないな。」
そう、君に出逢ってからだ。
お世辞にも上手くはないその音に、
いつも一生懸命なその姿に、
楽しそうに笑うその表情に…
心を奪われていった。
「…君の隣で一緒に弾いていいだろうか。」
君のその音色に僕の音色を重ねて─…。
最初のコメントを投稿しよう!