ワルツ
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…─笑ったり泣いたり、 お前といると俺はペースを乱されて調子が狂う。 お節介のくせに自分のことは後回しで、 柄にもなく守ってやりたいって思っちまう時もある。 「不思議な奴だよなお前って。」 ヴァイオリンを弾くお前の背中を俺はピアノを弾きながら見つめる。 …まさかこうしてまたピアノを始めるとは思わなかったな。 大丈夫。もうやめたりなんかしないさ。 「…お前が一緒にいる限りな。」
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