Dream Factory

6/7
前へ
/330ページ
次へ
白衣を着た男「……?何を笑っているんですか?」 ーいや、何。ちょっと自分からかけ離れた言葉だと思って。 僕はそう言う人間じゃない。 『勇者』なんて、永遠になれない者だと思っていた。そして、今もそう思っている。 ー悪いですけど、僕に『勇者』は似合いませんよ。 半分機械の男「いや。ここに来れる時点で、あなたはかなりの素質を持っていると思いますよ」 ー……。 僕に『勇者』の素質なんて、無いと思うんだけれどもな。 白衣を着た男「君にこれを託そう」 そう言って、白衣を着た男性が僕に3枚のカードを渡してきた。3枚のカードには、それぞれ違う絵柄が書かれている。 ーこれは? 半分機械の男「とある『勇者』、レジェンドの記憶。レジェンドの『魔物使い』、『重騎士』、『侍』の記憶」 ーレジェンドの記憶? おいおい。なんでそんな物を渡すんですか。で、これをどうすれば良いんでしょうかね?
/330ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加