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白衣を着た男「……?何を笑っているんですか?」
ーいや、何。ちょっと自分からかけ離れた言葉だと思って。
僕はそう言う人間じゃない。
『勇者』なんて、永遠になれない者だと思っていた。そして、今もそう思っている。
ー悪いですけど、僕に『勇者』は似合いませんよ。
半分機械の男「いや。ここに来れる時点で、あなたはかなりの素質を持っていると思いますよ」
ー……。
僕に『勇者』の素質なんて、無いと思うんだけれどもな。
白衣を着た男「君にこれを託そう」
そう言って、白衣を着た男性が僕に3枚のカードを渡してきた。3枚のカードには、それぞれ違う絵柄が書かれている。
ーこれは?
半分機械の男「とある『勇者』、レジェンドの記憶。レジェンドの『魔物使い』、『重騎士』、『侍』の記憶」
ーレジェンドの記憶?
おいおい。なんでそんな物を渡すんですか。で、これをどうすれば良いんでしょうかね?
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