ターニング・エイジ

魔王・パンドラと勇者・レジェンド

パンドラ「いらっしゃ～い。『一騎万全』の異名を持つ勇者、レジェンドさん」

魔王、パンドラは軽々しくそう話した。

レジェンド「……魔王パンドラ。私の名前は勇者、レジェンド。貴様を討伐しに来た」

勇者、レジェンドはそうきつく言い放った。

パンドラ「はあ～。そんなに怒ってばかりだと、将来的にはげるよ？」

レジェンド「将来など、魔王である貴様を倒してから考えれば良いだけの事」

パンドラ「面白いね、君。普通の勇者なら、高らかと自らの望みを僕に語るのにさ。
やっぱり、強者は常人とは違うのかな？」

パンドラはけらけらと笑う。