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「あらあら、そんなに膨れてどうしたの?」
春さんに駆け寄り、ポフッと春さんに抱きつく
『春さん、私、お仕事したい』
驚いたように目を真ん丸にする春さんをジッと見つめると、春さんはフッと微笑んだ
「吉兵衛さん、お店の方手伝ってもらったらどうかしら?」
「……まぁ春さんがそう言うならいいが」
…もう1つ分かった事を追加しよう
吉兵衛さんは春さんに弱い
…ていうか、その前に
『春さん達ってお店やってるの?』
「あぁ、利音は見たことなかったか?茶屋を営んでいるんだが」
「今日から利音は看板娘よ~♪」
なんとなく看板娘と言う肩書きに気恥ずかしさを覚える
スッと春さんが手を伸ばしてきた
「じゃぁお店に行きましょうか」
『はい!!』
嬉しくて、満開の笑顔で春さんの手を飛び付くように握った
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