〔prologue〕

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「この石は《ホープストーン》。希望の石です…。持ち主のどんな願いでも叶えてくれる、それはそれは不思議な石…。願うときは必ず両手で石が隠れるように握り、額の前で強く願いを込めます。そうすることであなたの願いはこの石に届くことでしょう」 言い終えた黒ローブの不気味な仮面が、石田の顔を見上げた。 「お一ついかがでしょうか?」
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