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名前記入
との文字が出てきた。
その下には白い枠があり、そこには文字が打ち込めるようになっているようだ。
「名前?って…名前を入れれば生年月日を教えてくれるのかしら?」
“新島翔”
その名前が脳裏に浮かび、瞬時に打ち込んでいた。
これが本物なら翔君の誕生日がわかるんだ…
何の変鉄のない生まれた日だって気になる異性となればどんなに小さな事でも知りたいと思うものだ。
雪菜は胸を踊らせるような気分で次のページに飛ぶ。
すると
“新島翔”
という文字がいくつも表示されていた。
よく見ると名前の横には【東京都】【北海道】といったように都道府県名が書かれている。
「そっかぁ…同姓同名がいるんだ…」
新島翔という名前は然程珍しい名前でもない。
ただでさえ読み方が違えど漢字が同じという事もあるのだ。
数十人の新島翔がいてもなんら不思議はなかった。
全てクリックできるようになっていて、雪菜は夢中で的を絞っていった。
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