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「朝から見せつけてくれちゃってさ~。」
お昼休みに弁当箱を持って凛ちゃんの席に集合すると、美樹ちゃんがニヤニヤしながら私の頬を突いた。
「見せつけているつもりはないんだけど。」
「矢野君にはあるけどね~。」
「でも良いの?矢野君ガードしておかなくちゃお昼休みに女の子達に囲まれちゃうよ。」
凛ちゃんの言葉に反射的に千尋の席を顧みる。今は3人でご飯を食べているらしいけれど、確かにもう30分もしない内に食事を終えた女の子達が3人に近寄ってくるだろう。
「どうする?」
「どうするって…」
どうしようもないけれど、気になって仕方ない。
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