ミカエル

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僕は、定時制の高校に通うことを決めました。 でも、それは僕の想像以上に苦痛の日々でした。 僕は、1日も休まず通い続けました。 しかし、1人も友達ができることはありませんでした。 僕の友達は、『手品の基本-上級者編-』のみ。 休み時間はこの友達を片手に、廊下の踊り場でひとり、壁に向かって練習を続けたのです。 でも、観客の居ないマジックは、なんの感動も生まれません。 しかし、ある日僕の背後から、手品を見る青年がいたのです。
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