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僕は、定時制の高校に通うことを決めました。
でも、それは僕の想像以上に苦痛の日々でした。
僕は、1日も休まず通い続けました。
しかし、1人も友達ができることはありませんでした。
僕の友達は、『手品の基本-上級者編-』のみ。
休み時間はこの友達を片手に、廊下の踊り場でひとり、壁に向かって練習を続けたのです。
でも、観客の居ないマジックは、なんの感動も生まれません。
しかし、ある日僕の背後から、手品を見る青年がいたのです。
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