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強くならなければならない。
少年はそう思いました。
今までのままではいけないと。
もう、今まで守ってくれていた父や兄は居ないのだからと。
少年は強くなることを、天国の父と兄に誓いました。
これから母を守るのは自分だ、と……。
そして少年は、父や兄が訓練用に使っていた武器を手に、独学で修行を始めました。
でも少年は、どうすれば強くなれるのかも知りません。
次は本を読み漁りました。
手の届く範囲の、あらゆるジャンルの本を。
その中には、戦いの心構え、のようなものもありました。
その頃から丁度、共に修行をする仲間も出来ました。
幼い頃から仲良しだった、幼なじみです。
二人は手を取り合い、協力し合い、時には喧嘩もしながら戦う術を身に付けようと、それぞれの武器を握っていました。
無情にも国内では、戦争は止むこと無く、今も続いています。
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