20人が本棚に入れています
本棚に追加
男:…!!
ガッ!ガッ!ガッ…!
ズシャ…ッ!!
男:…あ、あぁ…っ
篤:もう大丈夫です…
奴ら頭を潰せば動かなくなりますから。
男:な…なぁ…あんた…っ。
コイツら何者なんだ…?
篤:…………
男:コイツら…
俺の弟を食いやがった…!…しかも俺の目の前でだ…っ
篤:コイツらは人間ではありません……吸血鬼だ。…しかし、人肉は食いません…
男:………
篤:…怪我はありませんか?ここは危険です、
行きましょう、もっと安全な所へ…
男:……っ
篤:…!
男:…ハァ、ハァ…
篤:………
男:なぁ、俺もうすぐ死ぬんだろ…?
震える声で
俺に問い掛ける男…
篤:…多分貴方は感染したんです
男:…感染…?
篤:さっき貴方はヤツの返り血を全身に浴びた…
それが体内に入り込んで感染したんです…
男:そ…んな…っ
俺があんな化け物の仲間になるって言うのか…?
篤:……残念ながら…
…貴方は後数分後に死にます…そして奴らの仲間となり、復活する…
コツ…
男:…っおい…
何の真似だ…
篤:……
男:や…やめろ…
なぁ、あんた…!
頼むよ…っ
殺さないでくれっ…頼むよ…!
死にたくねぇ…
死にたくねぇよ…!
篤:…感染したからには…これしか方法がないんです…。
男:やめ…ろ…
やめろ!
この…っ人殺し!
人殺しぃぃぃぃ!!!
ザァ一一一一…
嫌な音を
掻き消すように
雨は激しく降り続いた…
最初のコメントを投稿しよう!