プロローグ

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日本、横浜付近に存在する人工島、第48都道府県「海架京府」 「えーっ!!またエイリアン出たの!?」 「本当よ。ニュースや新聞、ネットでも騒がれているわ」 通り過ぎた女子高生の会話を横目に、勤務する会社に向かい、歩く青年がいた。 「(ここもエイリアンの話題だらけだな)」 青年が歩いていると突然、車に引かれそうになった! そのとき!青年の両手が異形のものへと変形した!! 肌の色は水色になり、中指よりも薬指が長くなり、爪も長くルビーのような鮮やかな赤で、所々爪と同じ色の突起物が生えている! 自分の手を見て青年は青ざめた… 「(しまった!びっくりして手の部分の擬態を…)」 青年の名は青流・刺月、彼にはある秘密がある。 彼はエイリアンであった! 普段は人間に擬態して生活しているが、今回のように急に驚くと部分的に擬態をといてしまうのだ。 運転手の女性が出てきて「すみません。私、初心者でハンドルを…」と頭を下げた。幸い今回は誰にも気付かれなかったようだ。 この秘密を抱え、刺月は今日もある会社に出勤する。 事件解決会社、「天花の盾」に…
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