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ピンポーン
「えっ!?」
由紀人は起きた後高速で準備をし、今は朝ご飯を食べていた
(マジかよ…まだ五分しか経ってねーじゃん)
由紀人があ然としていると
開かないドアに痺れを切らしたのか連続でピンポーンと家中に鳴り響き始めた
「あぁ…もうっ」
舌打ちしながらドアを開けると予想通りそこには百合がいた
「ちゃんと準備してた?」
「や、まだ準備が…できてない」
「そうなんだ」
しょんぼりしたような百合を見て由紀人は慌てた
「あっでも、すぐできるし。だからちょっと待ってて」
「ホント!?」
目を輝かせる百合に由紀人は心の中でため息をついた
(…ホントは朝飯食いたかったけどしょうがない)
由紀人はすぐにキッチンに戻り、あまり食べていない朝食を片付けた
(…ごめん)
心の中で朝食に謝りながら、百合が待つ玄関へと向かった
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