あやかしでハロウィンしてみた

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「それで、今週末ハロウィンパーティーするんだ?」 寮に帰ったパトリシアは、先に帰っていたウォンの部屋に立ち寄っていた。 「…そうらしいぞ。」 ウォンが出したコーヒーを飲みながら、パトリシアはため息をついた。 「…わざわざ妖怪が、ハロウィンなんてしなくても…。」 パトリシアがそういって、お茶うけに出された、クッキーをかじった。 「まぁね。…あれ?パトリシア、どうしたの?」 クッキーをかじった途端、動きが止まったパトリシアを見て、ウォンが首をかしげた。 「…これ、カボチャ入れただろ?」 不機嫌そうに、パトリシアがクッキーを指差した。 「うん、美味しい栗南瓜だったから、スイーツにしてみたんだけど…。パトリシア、カボチャ苦手だった?」 申し訳なさそうに、ウォンが謝るとパトリシアは口直しの為に、コーヒーを一気に流し込んだ。
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