11人が本棚に入れています
本棚に追加
「…おい、何だよ!」
いつもと違う反応に、少しカチンときたパトリシアが、強引に扉を開けた。
「…なんだその格好。」
扉を開けた先には、ミニスカート丈の巫女の服を着て、頭にナースキャップ、手には大きな注射器を抱えたちかりが、顔を真っ赤にして立っていた。
「ち、違うの!吟子が、貸してくれたの!!!」
固まったままのパトリシアに、必死になって、ちかりが弁解をした。
「…いや。てか、この格好は何なんだ?」
巫女とナースの、余りにもミスマッチな格好に、パトリシアが尋ねた。
最初のコメントを投稿しよう!