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そんなある日。
みちかねは父によばれ部屋へいった。
みちかねは父にもあまり好かれてなかったので、部屋に呼ばれるのはこれが初めてだった
みちかねは部屋に近づくにつれ、気持ちが高まっていった
(なんだろう、楽しみだなぁ…!)
みちかねが部屋に入ると、父は「よくきたな!待っていたぞ」
といきなりみちかねを抱き締めた。
生まれて初の経験だったので、みちかねは思わずにやける。
父はみちかねから手を離すと、急に真面目なかおになり
みちかねにこう告げた
「みちかね、父からの命令だ。----天皇の側近になれ」
みちかねは言っている意味がわからなかった。
側近とは、いつも天皇のお側にいる、いわば天皇の友達のようなもの。
(なぜ僕が…そんな重要なお役目を?)
(…もしかして僕は、父さんに信頼されているのか?)
そう思うのも束の間だった--
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