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今日は……
本当に……
不思議な夢を見た。
少し狭い、僕の部屋で
泣いている女の子がいた。
年は同じくらいで…
髪の毛が短くも長くもない
ただ僕はその子を
…眺めていた
女の子は泣き止まない
けれど大声を出す
わけ、でも無く
その子は…少し、
ほんの少しだけ悔しい
顔をして涙を流していた。
不思議と何故か僕は
その子を知っている?
様な気がして…
僕は、その子を
慰めるように…
守るように…
―ギュッ―と抱き寄せて
何故か
「ごめんな、ごめんな、ごめんな、ごめんな、ご…」
と何度も、何度も、
その子に謝っていた。
そして………気が付くと
勝手に布団の上で
目が覚めていて…
不思議なくらい手に
抱き寄せた感覚と
涙の冷たさと
それと知っている?
女の子を泣かせて
しまった、罪悪感が心に
はっきり、残っていた。
あんなのは単なる夢だ
と僕は頭や手の中に
残っていた
感覚を頭の中に
押しやった。
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