0人が本棚に入れています
本棚に追加
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
『じゃあ、帰ろうか。麻那。』
『うん。あ、叶先輩だ。』
『え?』
『淮愛、帰ろうか。』
『は?誰?』
『誰って、叶先輩じゃん。淮愛が好きな。』
『は?これが?』
キャラ違くないですか?
『淮愛の友達、かな?』
『はい。山田麻那って言います。』
『山田さんね。僕は、叶奏志(カノウソウシ)。よろしくね。』
僕?僕って言いました?
『先輩、有名なんで知ってますよ?』
『あれ?僕って有名なの?』
『はい。』
『へ~。そうなんだ。知らなかった。』
『皆、言ってますよ。先輩カッコイイって。』
『そうなの?なんか、嬉しいな~。あ。ところで山田さん。』
『はい?』
『淮愛、借りて良いかな?』
『はい!!ちょっと淮愛、何一人で帰ろうとしてんの?』
『ちょっ、麻那!!もうちょっとで逃げれそうだったのに!!』
『誰から逃げるのかな?』
『ははは。先輩、から?』
『じゃあ、山田さんまたね。』
『はい!!じゃあね、淮愛。』
ウィンク付きですか。
我が親友よ。
いや、裏切りおったな。
我が親友よ。
というか、引っ張んな冷血漢!!
最初のコメントを投稿しよう!