ACT.1 始まりの地

2/6
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
雅紀 「…ここは?学校から帰ってた筈なんだけどな…いつの間にか森の中に居るんだが」 一応服装の確認…学校規定の制服ズボン黒に黒い長袖Tシャツ。その上に学校規定の半袖カッターシャツ… 回りは…木、木、木 広葉樹から針葉樹まで幅広く生えている。恐らく原生林だろ 荷物は…スポーツバッグ…携帯…音楽プレイヤー…真横に深紅の刃にバイクのアクセルがついた長剣…ちなみにネ口の剣じゃ無い 雅紀 「って剣だとぉぉお?!はぁ?!何だよコレ?!」 剣を見たせいで状況把握が一切掴めなくなった…訳が解らん…訳が解んねぇ! 雅紀 「落ち着け!落ち着くんだ!クールになれ!こういう時は素数を数えるんだ!2,3,5,7,11,13,17,19―」 携帯 『~♪』 突然鳴った携帯が俺を冷静にさせてくれた 雅紀 「…電話?もしもし」 ???? 『おう、起きたか。気分はどうじゃ?』 どうやら女性のようだ しかも古い喋り方をしてる 雅紀 「…気分は最悪だ。せめて、寝心地の良い所に飛ばしてくれればな~」 ???? 『それはお主の頑張り次第でどうにでもなるぞ?因みに妾はお主の言う寝心地の良い所で寝ているぞ♪』 コイツ…会ったらぶん殴る ???? 『さて、今日から基本は妾の指示の元に動いてもらうぞ。先に教えて置くことが有るが…基本的は携帯に入っているぞ』 雅紀 「へぇ…で、言っておく事は?」 ???? 『この世界に来てからお主は強くなっておる。例えば想像した物を具現化したり、魔法が使えたり、色々じゃ♪』 雅紀 「チートじゃねぇか…で、この剣は?」 俺は柄に着いているバーを捻る 案の定、バイクのエンジン音が鳴る しかも峯から蒸気みたいな煙が出て来た…あぶねぇ ???? 『使い方は知っていると思うんじゃが…聞きたいか?』 ひょっとしてMAXACTとかストリークとか出来るのか? まさか… ??? 『出来るぞ♪』 雅紀 「俺も今日からデビルハンターか?」 俺は剣を地面から抜いて肩に置く 雅紀 「軽いな、コレ…」 ???? 『正確には魔剣教団じゃな♪その剣はアヴェンジャー。使い方は想像通りじゃ』 雅紀 「了解…で、俺は何をすれぱ?」 ???? 『この森から抜けて帝都に行け。近くに居る人間に助けを求めるのも有りじゃ♪』 雅紀 「所でお前の名前は?」 ???? 『今は言えないが…まぁ好きに呼んでくれば良いぞ』
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!