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雅紀
「…ここは?学校から帰ってた筈なんだけどな…いつの間にか森の中に居るんだが」
一応服装の確認…学校規定の制服ズボン黒に黒い長袖Tシャツ。その上に学校規定の半袖カッターシャツ…
回りは…木、木、木
広葉樹から針葉樹まで幅広く生えている。恐らく原生林だろ
荷物は…スポーツバッグ…携帯…音楽プレイヤー…真横に深紅の刃にバイクのアクセルがついた長剣…ちなみにネ口の剣じゃ無い
雅紀
「って剣だとぉぉお?!はぁ?!何だよコレ?!」
剣を見たせいで状況把握が一切掴めなくなった…訳が解らん…訳が解んねぇ!
雅紀
「落ち着け!落ち着くんだ!クールになれ!こういう時は素数を数えるんだ!2,3,5,7,11,13,17,19―」
携帯
『~♪』
突然鳴った携帯が俺を冷静にさせてくれた
雅紀
「…電話?もしもし」
????
『おう、起きたか。気分はどうじゃ?』
どうやら女性のようだ
しかも古い喋り方をしてる
雅紀
「…気分は最悪だ。せめて、寝心地の良い所に飛ばしてくれればな~」
????
『それはお主の頑張り次第でどうにでもなるぞ?因みに妾はお主の言う寝心地の良い所で寝ているぞ♪』
コイツ…会ったらぶん殴る
????
『さて、今日から基本は妾の指示の元に動いてもらうぞ。先に教えて置くことが有るが…基本的は携帯に入っているぞ』
雅紀
「へぇ…で、言っておく事は?」
????
『この世界に来てからお主は強くなっておる。例えば想像した物を具現化したり、魔法が使えたり、色々じゃ♪』
雅紀
「チートじゃねぇか…で、この剣は?」
俺は柄に着いているバーを捻る
案の定、バイクのエンジン音が鳴る
しかも峯から蒸気みたいな煙が出て来た…あぶねぇ
????
『使い方は知っていると思うんじゃが…聞きたいか?』
ひょっとしてMAXACTとかストリークとか出来るのか?
まさか…
???
『出来るぞ♪』
雅紀
「俺も今日からデビルハンターか?」
俺は剣を地面から抜いて肩に置く
雅紀
「軽いな、コレ…」
????
『正確には魔剣教団じゃな♪その剣はアヴェンジャー。使い方は想像通りじゃ』
雅紀
「了解…で、俺は何をすれぱ?」
????
『この森から抜けて帝都に行け。近くに居る人間に助けを求めるのも有りじゃ♪』
雅紀
「所でお前の名前は?」
????
『今は言えないが…まぁ好きに呼んでくれば良いぞ』
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