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ねぇそろそろ主導権を返してね
「じゃあ千鶴、これから家に帰って僕にもっと甘えさせて…」
「え…あっ////」
ちゅ
拒否を与えさせない…そういう意味の口付け
「さぁ家に帰ろうか」
立ち上がり千鶴の手を引いて歩き始める
「今夜は楽しみだなぁ~」
振り向かず大きく独り言のように言ってみる
「…はい////」
後ろから聞こえた声は聞こえるか聞こえないかってくらい小さい…でも僕は君の声なら絶対に聞き逃さない
(…後ろ向けないや)
自分でも分かってる
多分…今千鶴と同じくらい顔が赤いんだろうな
僕は後ろを向かないかわりに繋いだ手に少し力を込めた
…ずっと離さないって意味を込めて
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