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「ぃ…いゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
総司さんは抱きしめていた温もりとさっきまで着ていた服と…灰だけを私に残した
「うっく、はぅ…」
涙が止まらないです
総司さん…
灰を一握り分を掬い上げ…
「…私はまだお返事を伝えていません…」
ちゃんと聞こえました…
愛しいあなたの声で…
誰よりも愛してるあなたの言葉で…
「愛してる…千鶴…」
出来るのならあなたに直接伝えたい。
「私も愛しています」…と。
でももう…それさえ許されないなんて…
「ずっと一緒にいてくれるって…言ったのに。私を…一人になんてしないで…」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
肩を震わせ未だに泣く君の姿。
ねぇ知ってる?
僕はね…君とずっと一緒にいるんだよ
君の心に僕がいる…
君の心で僕がいるかぎり、身体は離れても心は今もこれからも繋がり続けるよ
だから…僕らは遠距離なんかじゃない…
僕らはずっと…
『近距離恋愛』
END
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