第10話

2/4
前へ
/94ページ
次へ
キスをしたあと、顔を赤くしてハニカムこいつを可愛いと思う俺はそろそろ末期だと思う。 俺が離れんなよって言ったらコクンと頷いて。 初めはホント生意気で、俺にいちいち突っかかってきやがって。 ムカつくとか女から言われたことないのに、美香は平気で言う。 でも俺はそうやって生意気なこいつを面白いと思った。 周りからは小悪魔なんて言われてるけど、小悪魔じゃねーだろ。 腹黒だろ。 俺に劣らず。 美香と初めて出会ったのは夜の公園。 友達と遊んで、帰りに公園にある自動販売機によったら、美香がいた。 夜11時だってのにベンチに座ってるやつがいるから正直驚いた。 しかも女だし。 近づいて見ると。 …寝てやがる。 ありえない。 こんな夜遅くに女一人で寝てるなんて。 バカだろって思った。 ほっとこうかと思ったがなんかあったら面倒くさいし。 とりあえず起こす。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

105人が本棚に入れています
本棚に追加