一章 戦争

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「量産機で私を倒そうなど笑止」 その黒い機体の胸部に光が集まっていく、隣に居たはずの機体は攻めてはいるが見事にかわされている 〈ハロ、防御しろ、防御しろ〉 ハロに促され両腕のシールドで防御体制をとりながらゆっくりと後ろに下がる 黒い機体の胸部から太い粒子ビームが放射される 約、10秒、シールドで防御したものの腕の稼働率が悪くなり、シールド内蔵型ビームサーベルも停止してしまった 「くそっ、いかれた」 通信をOFFにしていなかったようだ、すぐに通信が入った 「防御体制をとりながら下がれ、次は死ぬぞ」 先ほどの女性の声、従うべきだろう、頼れる友軍は既に下がっている 「了解、でも教えてくれ、あんたの名前を」 一拍おき、彼女は答えた 「私は
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