序章・占い

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キーンコーンカーンコーン 午前の授業が終わり、俺と紗木は屋上へ急ぐ いつも俺と紗木は屋上で弁当を一緒に食べる クラスの中で占いがどうとか言うと女子が寄ってきて居心地が悪い、それを考慮して紗木が屋上に誘われてからずっとここで食べている しかし今日は先客が居た、最近よく屋上に来ていた篠原だ 彼はロボットオタということもあり、クラスのみんなとは会話もしないらしい 俺や紗木も最近初めて話した 彼も占いが好きだったこともあり俺達はすぐにうち解けた 「おう、篠原」 俺は篠原に声を掛けた、しかし彼は気がつかなかった 「ねぇ、慎、食べましょ、昼休み終わっちゃうわよ」 「あぁ確かに、時間だけはヤバいな、次の時間あいつだし」 次の授業は理科でその担当教師は時間にめちゃくちゃ厳しいのだ まあ授業中に本読んでても何も言われないが、時間だけにはとても厳しいのだ
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