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[ジャック・ケプフォード]
29歳の兵士。身長は180cm強、後ろ髪を少し刈り上げた黒髪の短髪で、少し渋めの顔付きをしている。体格は大柄でがっしりしており、特に肩から腕の隆々とした筋骨が目立つほど。灰色のカラーをトレードマークに持つ。
かつて第3強襲部隊の隊長であり、今現在はその部隊が再編成された特殊強襲遊撃部隊の隊長を務めていた。その後、上海基地に置いて特務部隊クライウルブズの後釜を担い、特殊強襲遊撃部隊はウェアウルブズの別称が与えられ、ジャック本人にはウェアウルフの称号が与えられた。
しかし彼の正体は元DCの特殊工作部隊“山犬”の一員で連邦に潜り込んだスパイである。一年前のGR38号事件はその事実隠蔽の為の策略で、正体を知られたマックスを殺害、その罪をユイに擦り付けたのだった。DC壊滅後は連邦軍に鞍替えしたが、後に真相が明らかとなりジャックは捕縛される事となった。しかし当時事件の隠蔽に協力した3人の部下の内二人、ラスティ・スティンブルグとクーフェイ・リーの若き兵士を失う事となったのである。
兵士としてはユイを上回る、卓越した近接戦闘技術を持っている。主に東洋武術を総合して扱い、独自の近接格闘術を作り上げてもいた。またPTの操縦技術も卓越しており、難易度の高い特機を易々と操る。搭乗する量産型グルンガスト弐式はテスラ研から特注で取り寄せたもの。ジャック専用にチューンアップもされている。
性格は至っては堅物の代名詞。徹底的に厳しく、常に厳格であり続けている。理想は一切追わない現実主義者で揺るぎない決断力と行動力で常に部隊を率いていた。部隊でも彼を慕う者は数多く存在し、ユイもそのうちの一人に含まれる。しかしその反面、何を考えているのかその一切が全く分からない鋼の仮面を身につけ、その下で何かを企む策略家でもあった。事件の真相が明らかになった今でも、ジャックはその仮面の下で何かを企んでいる。
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