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[エリス・ケリーエンス]
16歳の少女。身長は160cm前後、腰まで伸ばした長い金髪は先の方で内側に反った形で、碧眼と整った眉目鼻口から顎のラインはまるで西洋人形のようで、まさに絶世の美少女である。表情はとても穏やかで、体系も割と整った豊富な身体をしている。現在は連邦軍所属のヒリュウ級汎用戦闘母艦ソウリュウの整備士長エバ・オーストン中尉の下で整備士見習いとして正式に配属された。
かつて第3強襲部隊の兵士であり、後にGR38号事件と呼ばれる事件の被害者として死亡したマックス・ケリーエンスの実妹であり、マックスと親友関係にあったユイとは連邦軍孤児施設にいた頃の幼馴染に当たる。ユイとマックスが連邦政府所有の訓練キャンプ場に移転された後、彼女は兄マックスの計らいにより連邦軍士官学校で整備兵を専攻した仕官候補生にあったが、後に士官学校を自主退学した。しかしその後エバの計らいもあり整備士見習いとして、兵士と民間人の間と言う立場の特託兵となった。
彼女は兄マックスをユイが殺したものと信じて、それまでユイに対し壮絶な憎しみを抱き続けてきたが、アイリスによって突き付けられた事実を知り、ユイに償いをする為に全力で協力する事となった。半壊したユイのゲシュペンストMk-3をリペア化に改修したもの彼女である。
技術的にはまだまだ乏しく、整備士としてはかなり未熟。しかし、ユイと行動を共にしたことで鉄火場の経験を得てゲシュペンストMk-3をリペアに改修すると言う、彼女としては前代未聞の回収作業だった。それを成し遂げた事にエバも感心し、彼女にとっての大きなステータスとなった。
性格は普段大人しくて温厚。めったな事では怒らないし、怒っても穏やか。家事全般は全てこなし、また兵士として頭脳面積、才色兼備という優れて優秀な人間だ。またとても他人に対して献身的で尽くしてくれる性格の持ち主、内面的にも素晴らしく出来ていた。しかし、ユイに兄を殺されたと信じていた頃の彼女の憎悪は凄まじく、敵討ちの為なら無関係な人間のサクラにまで手を掛けようとした事もある。彼女もユイと同様に心が脆く、精神的に人格が壊れ易い一面を持ち合わせているのだ。
一時は殺害しようとまでしたサクラだが、彼女の広大な心によってエリスは救われ、今はサクラを良き友人として大切にしている。
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