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クロスは、夕飯を食べすぐ宿場を出ていった。
そして、俺らも言われた通りすぐ寝た。
が、俺は寝つきが悪く目が覚めてしまった。
すると、ドアが開く音がした。
それとともに、二人の男が入ってくる。
「すまない…」
「お前は無茶しすぎだ。」
蝋燭をつけると、そこには血だらけのクロスともう一人の男がいる。
「仕方ない。今回は必ずやり遂げなければいけなかった。」
「だが、お前が死んだら元も子もないだろう。そろそろあの計画があるが、どうする気だ?」
「俺は、あの計画は反対だ。もし、決行するならこの連合も脱退する。」
「本当にいいのか?死ぬかもしれないぞ?」
「いいんだ、もし死んだとしても移植先が決まってる。」
「まさか、あの子供たちか?」
俺たちに視線をむける。
「あぁ、そうだ。お目当て通りだ。」
…
「じゃ、俺は帰るぞ。」
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