第1話 ソノカの青春

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第1話 ソノカの青春

* ××××××××××××××× 夕焼けに染められた教室。 僕は、その教室で彼女と出会ってしまった。 その日の夕日は、情熱的な真っ赤色ではなく、蜂蜜を垂らしたような優しい色合いを放つ。 そして、彼女の短めな茶髪は蜂蜜色に染まっていた。 「…ん、君は?」 彼女は、僕に気付いた。 僕は、可愛いと感じた彼女を目にして、言葉を口にする事が出来なかった。 彼女は、一歩ずつ僕に歩み寄る。 その度に、僕の胸の鼓動は早まり止まるのではないか、本当に心配だった。 「ん~」 目の前まで歩み寄ると、右手を顎に僕の体をキョロキョロと見つめる。 彼女は、スタイルが良かった。 身長は高めで、体型は出るとこは出て、締まる所は締まっている。 肌は、運動部も顔負けの見事に焼けた美肌。 簡単にまめるとモデル体型だ。
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