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「曇ってきましたね」
さっきまで晴れていた空は曇だし、雨も降りそうな予感。
急遽近道の河原のあぜ道を通って行くことに。
またお嬢様がなんかやらかしてないといいんですが……
「……殺気!?」
殺気を感じると同時に伏月を使い上空へ非難した瞬間、轟音と共に地面が吹き飛んだ。
生憎雨も降り出してきた。
「また殺気が!?」
―屋敷屋上―
「あー外した!! 詩織ちゃん冷却!! 翔ちゃん次弾装填!! 光ちゃんレーザー補正!! 巧くん消音準備!! 恵梨反発軽減!! 悠希索敵!! 夏樹エネルギー装填!!」
『YES BOSS!!』
スーパー才能の無駄遣い。
「発射-ファイア-!!」
爆音と強風が吹き荒れる。
その鋼の体から撃ち出される一発は地を砕き天を裂く。
わぁアタシカッコイイ。
「……にしてもよく思いついたわね」
「いやーーまさか役に立つとはね……
……奏太さんのレールガン」
※外伝参照
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