39人が本棚に入れています
本棚に追加
―屋敷リビング―
「てなわけで和奏さんと紬さんからケーキのレシピ、芹理さんと厳さんから野菜、ジャックさんから花束を貰ったんだ!!」
「おーみんなすげぇっすね!!」
「というわけで今司郎さんが今後役に立つか立たないかの瀬戸際だよ!!」
「マジっすか!? お、お嬢俺なんか探して来るっす!!」
バタバタバタバタ
司郎さん慌てて行っちゃったよ。
そりゃそっか、今後の出番に関わるもんね。
「あ、お嬢様見つけたニャ!!」
「お、にゃんこーズじゃないか!! どした?」
「僕らで執事(仮)の部屋を探ってきたニャ!!」
「参考になるか分からニャいけどいくつか趣味っぽいのかっぱらってきたニャ!!」
「人の部屋勝手に入っちゃダメだよ!!」
そう言うあなたは常習犯でしょうが。
ネコ人形×5匹はそれぞれポシェットをガサゴソしだす。
「ペル〇ナニャ!!」
「アタシが貸したやつだよ!!」
「F〇teニャ!!」
「アタシが貸したやつ!!」
「ア〇マスニャ!!」
「それもアタシの!!」
「CLAN〇ADニャ!!」
「それも!!」
「禁書目録&超電磁砲ニャ!!」
「それも……」
「…………」
「…………」
「全滅ニャ!!」
「全滅だね!!」
ポジティブだなオイ。
「というか慶ちゃん借りたらちゃんと返さなきゃだめじゃないか!!」
いいえ、置き場を無くしたあなたが貸し付けたんです。
「あ、いたいた!! ドールズ!!」
『マスターニャ!!』
「スゥちゃん!! にゃんこたち全滅だったよ……!?」
「す……すいません!!」
そんなペコペコしないでスゥちゃん!!
「疲れたから帰るニャ!!」
ボンッ!!
そう言って猫達は煙の中に消えていった。
「スゥちゃんも大変だね……」
「? え、まぁ……すいません」
最初のコメントを投稿しよう!