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「では夕食までには帰りますね」
「いってらっしゃい慶ちゃん」
パタンとドアが閉まり、慶ちゃんは学園に向かって行った。
「……綾奈」
「ん、なーに恵梨?」
「……学園にプレゼント隠したんじゃないっけ?」
「うん」
「……誰へのプレゼント?」
「そりゃ慶ちゃんだよ」
「……その慶輔が行ったのはどこ?」
「学園じゃん」
恵梨ジト目やめて。
「あ゛!! バレるかも!!」
「……アホ」
まずい……まずいぜルパン!!
どうするどうするどうする……
どうにもこうにも二進も三進もあっちもこっちも今すぐ
「あちらへ飛び込んでゆけ!!!!」
「……落ち着いて綾奈……胸揉まないで」
「あ、ごめんおっぱい。じゃない!! ごめん恵梨!!」
でもどうしよう……
きっと慶ちゃんなら何らかの形で発見しちゃう……
「きっと作者がそうさせるしな……」
オイ。
「そうだ……今理事長いるっけ!?」
「……うん」
「いいこと思いついた!!」
「……すごい不安」
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