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月日は流れ7年後―――
今日は特別な日。
ドレスに身を包んだ私は、扉の前でお父さんの腕をとってニッコリ微笑みかけた。
お父さんは寂しそうに笑って頷いてくれた。
扉が開いてみんなが祝福してくれる中……
私は一歩一歩愛しい人の元へと歩き出す。
今日は女の子がお姫様になれる日。
7年前より少し大人びた王子様の腕にそっと手を添えると、キラキラとした眩しい笑顔を私に向けてくれた。
「永遠の愛を誓うよ。俺のお姫様」
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