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「それで九條さんはなんでここに来たんだ?3ヶ月前の事件がどーのこーの言ってたけど」
「あ、き、らッツ!!!!
うーんとなぁー実はさっきストーカー事件を解決したんだ。まぁ結局ケンカ両成敗でまたお互いに付き合い始めたハッピーエンドになったわけだがなっ
そこでさぁーその女をストーカーしてた男が気になることを言ってたってワケよ!」
話はよく見えて来ないがとりあえず女をストーカーしてたやつがなにかを言ったということが俺には伝わってきた。
「もうすぐ3ヶ月前の事件を再来させるっつー予告文みたいなのがネットで流れてたらしい」
「……」
「そんでこれがその予告文。携帯で検索したら簡単に出てきた」
九條さんの持つ携帯の画面を覗くとそこには真っ黒な画面の中に赤い文字でこう書かれていた。
【さぁ、恐怖の再来だーー
私と君たちの“狩りゲーム”を始めよう。
まずは手始めに、大江通りで花火を打ち上げようじゃないか。
楽しみにしているがいい】
「……!!」
「イタズラだろう……タチの悪いイタズラだ……大体3ヶ月前の事件はもう解決したんだ全く人騒がせな……」
「イタズラにしてはーー度が過ぎてますね……」
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