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咲良たちに教えて貰ったこの場所なんだが、少年が言った答えに従ったと言う訳にもいかないので俺の一応全責任で警察を動かしている。
ーーこれで他のところでなにか起きれば、俺は明日から職を失うぞ……
咲良という少年に頼ってる時点で俺はかなり情けないのだけどね……
だけど、信じてるさ。
あいつは名探偵って言われた門次さんの息子。でも信じる理由はそれだけじゃない。
あいつは命の重みを幼いながら知っているーー
だから何より事件の再発を防ぐという想いに関してだけは強いーー
その想いは俺たちよりもあるのかもしれない。
咲良たちには危険だからとりあえずここには来るなと言ってある。
まぁ来ても一般人だから入れはしないだろうけど。
ここでの仕事が無事終わったら、この暗号の答えでもゆっくり聞いてやる。
待ってろよ……
「相馬さん、」
「ってわぁあああああああ"!!!!!」
死人でも見たような面で思わず叫んでしまった俺。そこにいたのは何故か咲良だった。
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