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って、さっきカッコつけたばっかりなのに全くしまりつかないよ俺……
というかーー
「なんで入ってきたの??!いや、入って来れたの??!!!」
厳重警戒体制だよ??!
一般人はいれるなって俺は命令したよね??!!!
おまけに咲良の自称彼女の九條さんって人までいるし。
「意外と手薄だったな、あそこらへん。警備強化した方がいいんじゃねぇ?」
普通の人では入ることが出来ない有刺鉄線の張り巡らされたほうを顎で差しながら九條さんが言ってきた。
ちらりと倒れている人影が見える。
「……まさか……」
「……邪魔だったんで一人はのした」
九條さんは俺が問う前に笑顔で丁寧に教えてくれた。
「っておぉーい!!!!!!」
滅茶苦茶だよ……この女の子……
てゆうか咲良はどうやって有刺鉄線を越えたんだ?ちょっと気になる……
「投げられました。九條さんに」
俺の疑問に気づいたのか咲良はすぐに答えてくる。
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