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「!!!!」
「ぐぁあああああ!!!!!」
俺が気付いたときにはもう遅い。
桜田門次の首からは血がいっぱい流れて、彼は地面に倒れた。
茂原善作は『なにかが終わった』みたいにその場にへたりこんで狂ったように笑い続けていた。
ーー桜田門次は倒れる前、なにかを言った気がする。
◆
「『違う』だ」
クズ刑事のは黙りこんだかと思ったらいきなりそんな言葉を口にした。
なにが『違う』だよ。意味わかんねぇんだけど!!!!
俺様はクズ刑事の意味不明さにふぅーっとわざとらしい溜め息をついてみせた。
そんな俺様を怪訝な表情で見てくるクズ刑事。なんだその目は!!
テメーがわりぃんだろ。テメーが!!!
「なにが『違う』んですか?」
しかし冷静な咲良に俺様たちのプチ険悪さなど伝わるわけがない。彼は予想通りその雰囲気を一瞬でぶち壊してきた。
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