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「……俺様たちはなに言われようとスタッフルームに行くぞ」
「……!!!!」
咲良の言葉に促された俺様もまた自分を取り戻した。
「そうしなきゃ俺様たちがここまできた意味がねぇ。
母さんと門次さんの真実を知るためにここまで頑張ってきた意味はねぇ!!
ちゃんとこの目でそいつの顔見て俺様は知りたい。事件の真相……
それに」
言いたいことはたくさんある。だけど上手く纏めれない自分に俺様は少なからずイライラする。
「あんただって、今度こそ責任を果たす時なんじゃねぇのかよ??!!!!」
ーークズ刑事は俺様の言葉にハッとした表情を見せた。
俺様が問うたのは門次さんを殺してしまった刑事としての責任と、そして間違った犯人を捕まえてしまったというその責任ーー
これ以上、逃げ続けるのかよ?
俺様は目だけでクズ刑事に問いかけた。
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