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「ちょ、勝手に動くなよ!咲良!!!
危ないだろ??!」
「そ、そうだぞ!!君、特に外に出たらダメだぞ!!!」
俺様となぜか中年男性の光吉の怒号が響いた。
中が結構危ないかもしれないんだけどな。
でもこれだけ警察がいるなかと俺様たちが見ている中で迂闊な動きは出来ないハズだ。
いやーー俺様がさせない。
犯人が俺様と咲良をターゲットに合わせたらその瞬間がそいつの命日だ。
ーーもちろん、それは冗談で今は殺す気なんてないけどーー
ただ気絶させるだけだ。この紅先生の部屋から拝借した改造エアガンでな。
「……そんなに怖い顔すんなよ。九條さんーー
どっちみち犯人は俺たちの顔、知ってるんだから。
逃げても隠れてもーー
隠して喋っても、無駄なんだ」
「!!!!!!」
咲良の言葉にその場にいた全員の顔つきが変わる。
「……なぁそうだろ?」
まさかーー
咲良にはもう犯人が分かってしまったのかーー
パチンーー!!!!!!
咲良が言った瞬間、何かが弾けたみたいに灯っていた電気が落ちた。
そしてーー
ドガアアアアアアアアアアン!!!!!
巨大な爆発音が周りに響き渡った。
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