硝子

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【硝子】 容易く砕ける 想いならば 拳を突き出し 壊してしまえ 透ける風景に 手を伸ばしても 透明なガラスが 壁の様にそびえ立つ ガラスの先は 冬風舞う世界 ガラスの先は 冷え切った世界 僕は窓から眺めてる 新たな景色に 戸惑いながらも 透明なガラスに 映る顔に迷いは無く ガラスの先は まだ知らない世界 ガラスの先は 待ち焦がれた世界 僕は窓を開け放つ 容易く砕けぬ 想い抱いて 拳を突き出し 壊してしまえ 過去と未来を別つ 境界線のガラスの壁を
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