子守唄

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【子守唄】 やるせない夜と 眠れない夜を 幾つ越しただろう 静かな部屋に響く 微かな寝息の中で ぼんやりと考えている まだ君の事は 知らない事が多いけど 穏やかなその寝顔は 眠れなかった心を どこまでも眠くしていく 柔らかな何かに包まれて 悪夢は終わりを告げて 穏やかな夢を探し始めた 君だけにしか 奏でる事の出来ない 心地好い子守歌の中で ゆっくりと僕の意識は 微睡みの中へ溶けていく
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