1.一年前

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『よぉ!元気か?時都。ずっと会ってないなぁ寂しいよ。』 「うるせぇ。気持ち悪いこと言ってんじゃねぇよ。」と返してやると、 『ひどいなー』 まんざらでもなさそうだ。 「それよりも兄貴。用事あんだろ。早く言えよ。」 突き放すように言うと、 『はいはい。オマエ学校決めたのか?』 兄貴がそう聞いてきたので「いや、まだだ。アキもまだ決めてない。」 『おお!そうか!』 兄貴が嬉しそうに言う。 「じゃあ俺の学校に来いよ。」 あーそういや兄貴って江島学園の理事長だったな… ま、そこでもいっか。 一応アキに聞いてみることにした。 「アキ。江島学園行かないか?」 そう聞くと、 「んー?もちろんだよ!時都が一緒ならね!」 とあっさり了承した。 「じゃあそこ行くわ。アキも一緒に。試験どうする?」 そう聞くと、 『いつでもいいぞ!まぁ、頭のイイ二人なら簡単に受かるかもね♪』 「当たり前だ。学年主席と次席だぞ。」 『あーそうだね!じゃあいつでも待ってるからねー』 そういわれて電話は終わった。
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