想い出

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君のこと、たくさん考えた。 でも、私の気持ちは、君の世界とはねじれの位置にいて、交差することは、なかった。 君のこと、いっぱい知りたかった。 何を見てるの? どんな音楽を聴いてるの? おうちの人の前では、どんな表情をするの? 君にとって当たり前のことを、 私は何ひとつ知らなかった。 知るすべもなかった。
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