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米艦隊では、攻撃機の報告について議論されていた…
「戦艦8だと雷撃機は報告しているが先ほどの索敵機の報告では戦艦2重巡洋艦4軽巡洋艦2だと?どういうことだ?」
艦隊司令長官ミッチャー少将が参謀に尋ねる。
「別部隊ではないでしょうか?」
「同じ艦隊を誤認しているのでは?」
「いやそれはないだろう…戦艦と巡洋艦を間違えないだろう。しかも、後部に主砲が無くフラットな戦艦など有り得ない。おそらく水上機搭載に重視した巡洋艦だろう。」
「諸君。我々は名誉にも日本艦隊との艦隊戦を任されたのだ必勝を目指すのだ!」
「イエッサー!」
「全艦に通達!戦闘準備!」
米艦隊は速度を上げ会敵を急ぐ…。
一時間後、米艦隊は日本戦艦を2隻発見した。
「あの艦橋はフソウ級だな…あんなオンボロなど瞬殺だ!」
「全艦砲撃用意!」
「アイサー!」
「照準敵一番艦!」
「準備よし。」
アリゾナ・オクラホマ・テネシー・アイオワは斉射した。
「敵艦発砲!」
「面舵!最大戦速!」数秒後、
「敵弾着弾!至近弾3!」
「年寄りをなめるなよ!!ドイツのお土産を試すぞ。レーダー統制射撃はじめ!!」
昨年ドイツに派遣していた潜水艦二隻が無事に帰還した。二隻には、レーダー技術の資料があり、日本は急ピッチで量産した。
海軍の一部は反対したが目視射撃との比較実験を見て、驚き静まった…。今や全戦艦に搭載している。
無論、米側は知らない。
「調整よし!」
「射ー!」
ドドーーン!
扶桑・山城が撃った…
米戦艦が燃え上がった。
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