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―20XX年(北海道)―
私達は士郎君と敦也君のお父さんの車で一緒に帰っていた…―
花音「ねぇ?おねぇちゃん!きょうのしあい、しろうくんかっこよかったよね?」
私は士郎君を見てニコニコしながら姉・綾音に言った
綾音「えー?そうか?あたしはあつやのほうがかっこよかったけどなー♪」
敦也「ほんとか!?」
敦也君は嬉しそうに目をキラキラと輝かせていた
綾音「あぁ!」
ニカッと笑いながら敦也君の方を見ている綾音に士郎君が…―
士郎「でもさ、ディフェンスがしっかりしていないといけないんだよ?」
敦也「えー…、でもゴールをきめたほうがかっこいいじゃん!」
士郎君と敦也君の言い合いが始まった
そこに綾音も加わってしまい大変な事になった
しかし、士郎君達のお父さんと私達のお父さんが…―
士郎・敦也の父「それじゃあ、二人が揃ったら完璧と言うわけか…」
花音「かん…ぺき…?」
私は幼かった為か意味が分からなかった
花音・綾音の父「完璧と言うのは、何でも出来ると言う事だ…」
綾音「じゃあ、かんぺきになったらどうなんの?」
後ろから前に身を乗り出しながら綾音は父に問いかけた
花音・綾音の父「完璧になったら今まで以上に強くなる…」
敦也「つよく……」
私達はお互いに見つめ合った
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